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彼の目

気象、地勢は劇的に変わらないので、この歩く道も辺りも彼の目でみたものであると思う時があった。眺めること自体がつまり過去と未来の彼にスライドする普遍世界に触れている。

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サスケ

ー 猿飛佐助 / 信濃の鳥居峠の麓に住む鷲尾佐太夫という郷士の息子。戸隠の山の中で猿と遊んでいるところ、戸澤白雲斎に見出されてその弟子となる。甲賀流の忍者だが、甲賀の里で修行した経験がない。真田幸村に仕え、真田十勇士の1人として知られる。同じ十勇士で伊賀忍者の霧隠才蔵は、ライバルでもある。大坂夏の陣で徳川方に敗れた後、幸村と共に薩摩に落ちのびたという。ー wikiより

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地下足袋

バイクに股がりカメラを襷がけして走り止めチンチンエンジンの静まる音を後に歩きはじめてから草履できてしまった地下足袋にすればよかった蛇のくねりそうな薮と柔らかい地面に踵を沈め構わず歩いた。

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複雑な色彩と春の意味

上村から夏川(どこか辿るたびに胸に響く地名の)へ降り野村上の交差点を横切って牟礼西小学校の校門から本格的に鍬入れのはじまった田畑を左にみて真っすぐに走り飯綱病院脇を過ぎて線路下をくぐると約10キロ標高差500メートル先のスーパーマーケットに着く。

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陽妄のみちとにわ

朝方自らの仰向けの裸の胸から頬まで夥しい量の白い精を吹き出して果てる浅ましい夢をみて起き上がり現実であったらよかったなどと感じたものだ。

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