反復移動

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移動というより流浪の感が日増しに強くなるのは、ー広大な内陸アジアを支配した遊牧トルコ民族の華麗なる軌跡ーと汚れ破れた帯のまだある古代遊牧帝国 / 譲雅夫著 の、ブグト碑文(突厥の碑文は語る)の件に朝方気持を吸われたことにも因がある。列車には持ち込まないことにした。車窓に依存。
連休前にはまた戻る都合があるので、ラップトップとiPod程度に荷を軽量化。
青年の頃、制作素材にしていた岩波の唐詩選 / 前野直彬 注解 (1962)を、このところ時間があれば捲り、頁がとれてぼろぼろなので、東京駅かどこかで探すことにした。
杜甫よりも李白のほうが良いという父親に、選んだもの(杜甫)を書にしてほしい頼み、嫌がると思ったが老父は、楷書がまず頭に浮かんだと、なにやら錯誤の時間を楽しみはじめている。
七言律詩の菓子箱に並んだ饅頭のような漢詩の、変哲のない配置に置かれた日常の悔やみや当惑も隠さない時節や人となりの描写が、千数百年を越えて言葉というより象形の個別なイコンのイメージで浮かぶのが、なんとも深い印象を与える。

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This page contains a single entry by machidatetsuya published on September 15, 2009 9:28 AM.

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